2012年06月22日

NEBRASKA STREET 紀行 #02 [Street rulez]

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今回のクルーはライダーが4人、Cody Beiersdorf(Signal),Krister Ralles(Monument),Austen Young(Arbor)そして自分,同行するフィルマーが2人でSam Fenton(Bald E-gal) とRiley Erickson(Video Grass)の合計6人のパーティー。

荷物と撮影機材、投光器、発電機、発射台、人数分のスコップやらをかなり無理矢理全部詰め込んだサバーバンはひたすらなんにもない退屈な35号線をネブラスカ州へ向かって南下していった。

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ネブラスカへの道程は長く、Kristerは黙々と車を運転している。見た目がエミネムなAustenは様々なBad English(いわゆるスラング)を駆使して物事に対する不満をぶちまけラップしながらひたすら窓から見えた事故車を数えている。Rileyは大好きなスターウォーズネタで盛り上がっている。Samは家から持って来たクラッピー(ブルーギルの仲間)のフライをひたすら食っている。Codyはゾンビ顔でずっと寝ていた。

この時点では正直、誰がどこのライダーで誰がどこのフィルマーなのか全然しらなかった。というか、昨日のパーティーやら時差ボケやらでなんというか、かなりやられてて正直しんどかったので、まあなんというか身を任せていた。

約何時間たったのだろう、Austenが数える事故車が40台くらいをカウントした時に見えて来たのは「NEBRASKA…the good life」と書かれた歓迎的な看板。どうやらネブラスカ州へ入っていたらしい。完全にアメリカのどの辺だかも分からず。ミネソタへ行ったはずなのに次の日から全然想像してなかった土地にいる自分がいた。なんとういか、こう、ここどこやねん!っていう感じがものすごくあった。

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それより、雪降ってるのにチェーンもスタッドレスも履かずにのんきにハイウェイを爆走してるやつらの気が知れなかった。(自分たちもそうだけど)

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そら40台も事故るわ…

ネブラスカという場所は州の大部分を大平原が占めていて、標高差はほとんどない、つまり山が無い。スキー場ももちろん無い。しかも大概どのアメリカ人に聞いてもアメリカで一番退屈な土地だとか、全く用が無いとか、道が平坦過ぎて通過する事すら嫌いだ。とか、まあなんせイメージが悪いようで、しかもテレビや映画で出てくる「ネブラスカ」や「オマハ(都市)」という単語はだいたい田舎者をばかにする象徴的な意味合いで使用されるらしく、そんな事をいろいろと教わった僕はそんなネブラスカでどうすればよいのかと。

わざわざ山から100マイル以上も離れた土地でやることといったらSTREETしかない。

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さっきまでみんなダラダラしていたのに途中から雪景色になりみんなの目つきが急に変わり出す。

全米に見放されたスノーボードシーンなんか存在しないこの土地こそが実は手つかずのレールの宝庫だった。

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Austen&Riley

ものの2時間程で十数カ所のスポットをチェックし良いスポットはそれぞれのiphoneに記録、クルーのストリートに対する貪欲さは半端じゃ無かった。

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500m位離れてるレールとか余裕で見えてるんじゃないか?って思うくらいみんな目がギラギラしていた。未開拓の土地だから余計そうなのかもしれないけどロケハンやスポットシークってのはこういう事を言うんだってのが身にしみて分かった。

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Austen,Riley,Cody,Sam&Krister

買い出しがてらスーパーの駐車場にてみんなで今晩やるスポットについてミーティング、まあなんせみんなミッドウエストのストリート集団House of 1817が抱える若手ライダーだけあって超エグいスポットとかも普通にやりたいとか言ってしまうこの連中。でもこの手の撮影は自分のスキル(技量や体調)がしっかり分かってないとマジでやられる。気合い一発で行っても、やられたらこのトリップが初日で終わる可能性もあるし。場合によってはただの足手まといになりかねない。現場の空気とクルーのモチベーションに合わすのもここでのスノーボーディングのやり方の一つだと思う。でもここで自分を主張できなかったら撮影の空気をみんなに持っていかれる。つまり撮影を自分のペースに持っていけなくなってスポットの難易度とか関係無しに気持ちよくライディングできない。

スポットチェックした十数カ所の中から自分なりにイメージが良いスポットを提案する。たった1人の日本人の言う事にもみんなちゃんと耳を傾けてくれる。初日の夜、向かった先は郊外にある運動施設のダウンレッジだった。

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撮影の準備を済ませ、みんな徐々に50-50やボードスライドでウォームアップしていく…のかと思ったら、Kristerはいきなりスイッチバック270イン、AustenはB1インスイッチ5-0で様子見…それにあわせてフィルマー二人がアングルやライトのチェック…正直半端な過ぎてビビった。今まで自分が経験してきた撮影のモチベーションが違い過ぎたのだ。

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フィルマーも何も言わずにライダーの動きをしっかりと把握してるし、たとえ合図がなくてもいつでも俺はちゃんと撮ってるよっていうのが伝わって来る。それだけでクルーにも大きな信頼感が持てる。

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挨拶代わりではないけど自分はさっさとワンカットを遺す事ができた。最初から飛ばし気味のKristerやAustenはなかなか納得いくメイクは出なかった。逆にマイペースなCodyはさすがの安定感でがっつしプロパーカット(Aカット)を2つも遺してこのスポットは警察からキックアウトされることもなく無事終了。

この時すでに午前2時をまわり、初日をなんとか乗り切る事が出来てほっとした自分、機材を撤収してやっとシートに座るとそのまま落ちてしまっていた。

車が到着して、やっと今日の宿に着いた思って目を開けると目の前にあったのは今日チェックしためちゃくそ長いダウンフラットダウンのレールのスポットだった…みんななにも言わずにスコップを持って作業をはじめだすし、さすがにこれはちょっとまじで悪夢かと思った。疲れもかなりきてたのでさすがにこれは無理と思い、みんなにこれは俺はやらないって事を伝えると、あれ?聞いて無かったの?的な感じで明日の撮影の準備だよって笑って返された。ていうか最初帰るって言ってたやんけ!って思ったけど。僕が落ちてる間にそいう話になったみたい。

午前四時、明日やるスポットの下見と準備も終わって。やっと今日の宿に戻れた。

宿はネブラスカに住んでいるKristerの伯父さんの家の地下室。ブランケットもないソファーの上で自分のダウンジャケットにくるまって、次の朝を迎えた。

つづく

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NEBRASKA STREET 紀行 #01 [go to Nebraska]
posted by Yusaku Horii at 21:36| Comment(1) | TrackBack(0) | NEBRASKA STREET 紀行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月10日

Tuesday in the Hütte 24 -A Spring Momentum-

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platform of 立山

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JT

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EN

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立山moment

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420 Yankee style

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温泉

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WES is the man

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I got a SWELL

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Masaki Kitae and his ura庭

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moisture Kyota Miyake

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zizo&Bailey

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TAO

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sean's just KIRIN it

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A spring momentum


「Yabai よな?」
「Yabai よ。」
「あんたら、死んでもいいの?」
「そうそうそう」
「そうだろ?」
「そういう勢い?すご...」




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related clip//Jess's Japan Jam session with Porno & Yusaku

スクリーンショット(2012-05-19+15.20.57).png
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posted by Yusaku Horii at 02:53| Comment(0) | TrackBack(0) | snow | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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